ウォーターフォールやアジャイルといった開発手法の話は、エンジニアやプログラマーだけが知っていれば良いと思われがちです。しかし、実は企画担当者や営業担当者など、ITのプロジェクトに関わるすべての人にとってこの知識が欠かせません。なぜなら、開発の進め方を知らないことがプロジェクトの失敗につながるケースが少なくないからです。
たとえば、企画担当者が開発の進め方を理解していないと、開発の途中で急な機能追加を依頼してしまうといった事態が起こり得ます。ウォーターフォール開発の途中であれば、それは非常に難しいことです。また、アジャイル開発の良さを理解していなければ、なぜ頻繁に打ち合わせが必要なのかがわからず、協力的な姿勢が取れないかもしれません。
開発手法の基本的な知識を持つことでチーム内に共通の言葉が生まれ、コミュニケーションが格段にスムーズになります。エンジニアが設計段階での仕様変更が与える影響の大きさを説明した際に、その背景を理解できるかどうかで会話の質は大きく変わるでしょう。お互いの仕事の進め方や大変さを理解し、尊重し合える関係が築けるのです。
その結果、現実的なスケジュールを立てられるようになり、手戻りや無駄な作業が減っていきます。これは、プロジェクト全体の効率アップにつながるでしょう。開発手法の知識は、エンジニアと他職種をつなぐ架け橋のようなものです。円滑なチームワークで良いものづくりをするために、職種を問わず身につけておきたい大切な知識となります。